毎年の楽しみ
開店業務の中で最初にする私の仕事は、
紅葉を終えた落ち葉達が仕事中の私に遊ぼうと声をかけているかの
山梨県立美術館の銀杏を毎年楽しみにしていた私、あと少しで今年
黄金の葉を見にいらっしゃるお客様も名残惜しそうにゆっくりと散
先日たまたまテレビを観ていたら銀杏の葉は末広がりの形をしてい
それを思い出し、
残りわずかの楽しみをしっかり噛み締めたいと思います。
アートアーカイブス 宮川
これまでの経験を活かして
あっという間
11月も後半。
武田氏館跡歴史館の周りの木々は赤や黄色に色づき、
落ち葉のカラカラと風に舞う音が響きます。
今月は紅葉狩りや七五三のお祝いのため、武田神社を訪れる家族連れの方で賑わう日が多かったように感じます。
やはり11月15日あたりに七五三のお祝いにいらっしゃる方が多く、
周りの雰囲気も華やかでした。
蕎麦・カフェ由布姫で着物を汚さないよう
真剣な顔で桔梗信玄ソフト+を食べていたり、
お店の前に飾ってある和傘の横でポーズを決めて
写真を撮っていたりする子供たちを見ると、
こちらも楽しい気持ちになってきます。
楽しい時間ほどあっという間に過ぎるもの。
昨年の今頃から年末年始を迎えるまで
毎日がとても速く過ぎていったのをよく覚えています。
もう2021年も終わりか、と感じるようになるまで
今年もあっという間かもしれません。
やり残したことがないように、
今のうちに今年の振り返りをしておこうと思います。
武田氏館跡歴史館 ふるや
葡萄の楽しみ方
新そば祭り
11月も半ばに入り、常連のお客様から
「今年の新そば祭りはいつから?」と、聞かれることが増えてきました。
そば‧ほうとう郷土料理信玄、カフェ&ランチ菓々茶寮、長寿村権六、水琴茶堂では、
「新そば祭り」を毎年開催しています。
自社農園ハイジの野菜畑(富士北嶺 富士吉田ファーム)で
この秋に収穫した蕎麦の実を使用していて、
今年は11月26日から12月26日まで開催します。
新そばの香りをより感じる、期間限定メニューの「オリーブオイルそば」や
日本酒にも良く合う「そばがき」もお楽しみいただけます。
そして期間中は「天ざる」を注文して頂いたお客様が対象で
「新そばの食べ放題」を行います。
新そばが食べ放題という事で、仕事帰りのサラリーマンから学生まで幅広く
「楽しみにしていました」と、嬉しいお言葉を頂いています。
昨年のおかわりの最高記録は10枚。
今年の最高記録は何枚になるか楽しみです。
そば‧ほうとう郷土料理信玄 田口健太
ミステリー
学生時代、色の勉強をしてから、色の使い方や組み合わせなど、無限の可能性や、面白さを感じて、色が好きになりました。
文学館内にあるカフェ、黒蜜庵きなこ亭では
企画展「ミステリーの系譜」の特別メニューとして
11月21日まで「真夜中のクリームソーダ」をお楽しみ頂けます。
バニラアイスの下には青色と透明の二色を基調としたソーダ。別添えの赤色のシロップをかけてると
鮮やかな青色が、真夜中の暗闇のような青紫色に変わります。
色の変化を、動画を撮って楽しまれるお客様もいらっしゃるようです。
私のおすすめは色を楽しんだ後、バニラアイスを溶かしながら全部を混ぜ合わせる飲み方です。
甘味も色も絶妙に合わさって絶妙な美味しさ。
色好きの私も、密かに堪能しています。
アートアーカイブス宮川
地酒と甲州名物
最近お客様と会話している中で聞かれたことは、甲州名物の「せいだのたまじ」についてです。
「せいだのたまじ」とは山梨県上野原市の郷土料理で小粒の皮つきじゃがいもを、砂糖やみりんを入れた特製の味噌で煮っころがした料理です。
上野原市にある棡原(ゆずりはら)地域では、江戸時代の後期に、甲府の代官だった中井清太夫(なかい せいだゆう)が、村人に種いもを配って大飢饉から救ったことから、感謝の気持ちを込めてじゃがいもを「清太芋」と呼ぶようになったと言われています。
「せいだ」は 中井清太夫の名前から付けられた地域特有のじゃがいもの呼び方で
「たまじ」は“小さい粒のじゃがいも”のことだそうです。
そば・ほうとう 郷土料理 信玄では、じゃがいもを煮るのではなく、素揚げした上にバターと特製の味噌をのせて、「じゃがバターせいだのたまじ風味」としてご提供しています。
あと一品おかずが欲しい時やおつまみとしてもぴったりなメニューです。
山梨県産の日本酒、七賢や春鶯囀、谷桜と一緒にご注文を頂くことが多く
じゃがいもと甘じょっぱい味噌とバターの風味が日本酒と良く合います。
馴染みのある山梨県の郷土料理をより多くの県外の方々に知って頂きたいです。
そば・ほうとう 郷土料理 信玄 角田
ほうとう
家の周りでも少しずつ紅葉が始まり、
温かい食べものがより美味しく感じる季節となりました。
そば・ほうとう 郷土料理 信玄 セレオ甲府店でも「ほうとう」のご注文が増えています。
ほうとうと言えば、2017年に「たべるじゃん//ほうとう推進協議会」が制定され、
桔梗屋も正会員として参加しています。
山梨県の郷土料理である「ほうとう」の美味しさをより多くの方に知ってもらい、
各家庭でも昔のようにほうとうを食べる風習を若い世代から後世にも
広めることを目標として約50社の会社がさまざまな活動を行っています。
4月10日(フォートー)はほうとうの日と日本記念日協会にも認定されました。
味や具材など各家庭の味を持つほうとうですが、
私の家では定番のかぼちゃ、人参、里芋、油揚げ、豚肉や鶏肉の他に
秋であればきのこなど、季節の食材がよく入っていました。
今思うと、小さい頃は好き嫌いが多く、私の事を考えてくれた母の優しさだったのだなと感じます。
山梨の味「ほうとう」の美味しさをより多くの方に知っていただけたら嬉しいです。
そば・ほうとう 郷土料理 信玄 丸山
色づく
11月に入り、温かいスープが美味しい時期になりましたね。
朝晩は空気が澄むようになり、私の家では早々にこたつの準備をしました。
準備をしている最中、ふと「今年の秋はもう終わってしまうのかな」と
そう思っていましたが、武田神社の木々はこれからが紅葉の見頃です。
夏場の青々とした力強い葉も好きですが、秋の紅葉もとても綺麗なので少しずつ色づいてきている葉を眺めるとワクワクします。
早く真っ赤に染まった姿を見たいなと思いつつ、緑や黄、橙と様々な色が入り混じった葉も素敵で、もっと見ていたいなと名残惜しく思う気持ちも。
今の時期は七五三で武田神社を訪れる方も増えてきており、紅葉をバックに記念撮影も素敵ですね。
蕎麦・カフェ由布姫でも、参拝帰りにお食事やお茶を楽しむご家族が多くいらっしゃいます。
可愛らしい袴、着物を着たお子様とその姿を穏やかに見守るご家族の様子を見て、私もほっこり温かい気持ちに。
武田神社の素敵な紅葉と蕎麦・カフェ由布姫のお食事で、楽しいひと時を過ごしていただけるよう、笑顔でお客様をお迎えしたいと思います。
武田氏館跡歴史館 立川