2021年11月10日

地酒と甲州名物

最近お客様と会話している中で聞かれたことは、甲州名物の「せいだのたまじ」についてです。

「せいだのたまじ」とは山梨県上野原市の郷土料理で小粒の皮つきじゃがいもを、砂糖やみりんを入れた特製の味噌で煮っころがした料理です。

上野原市にある棡原(ゆずりはら)地域では、江戸時代の後期に、甲府の代官だった中井清太夫(なかい せいだゆう)が、村人に種いもを配って大飢饉から救ったことから、感謝の気持ちを込めてじゃがいもを「清太芋」と呼ぶようになったと言われています。

「せいだ」は 中井清太夫の名前から付けられた地域特有のじゃがいもの呼び方で
「たまじ」は“小さい粒のじゃがいも”のことだそうです。

そば・ほうとう 郷土料理 信玄では、じゃがいもを煮るのではなく、素揚げした上にバターと特製の味噌をのせて、「じゃがバターせいだのたまじ風味」としてご提供しています。

あと一品おかずが欲しい時やおつまみとしてもぴったりなメニューです。

山梨県産の日本酒、七賢や春鶯囀、谷桜と一緒にご注文を頂くことが多く
じゃがいもと甘じょっぱい味噌とバターの風味が日本酒と良く合います。

馴染みのある山梨県の郷土料理をより多くの県外の方々に知って頂きたいです。

そば・ほうとう 郷土料理 信玄 角田