2019年03月28日

食べる広告「おごっそう」

おごっそうは、毎日仕込む量も種類も違います。

厨房に「今日は何を出しますか?」と相談することから私たちの仕事は始まります。

今日も同じように声をかけると、「大学芋を出すよ」との声が。

先日、グリーンアウトレット1/2から大量のさつまいもが届いていたのを思い出しました。

グリーンアウトレット1/2では、自社栽培の野菜を特価で販売しています。冬季は焼き芋を販売していたので、その残りが権六に回ってきたようです。

さつまいもを使った他の惣菜も考えてくれたようですが、それを作るために野菜や材料を発注してしまっては本末転倒。有る材料で作れるものということで、昔懐かしい大学芋を作ってくれました。

小さなお子さん、大学生の女の子たち、家族と一緒に来たおじいさん、皆さん美味しそうに食べてくれましたよ。

 

釈迦堂PAにある山梨フルーツ王国から、人参を使ってくれと送られてきたことがありました。

その人参というのも、山梨県市川三郷町の特産品、1mを越えるものもある大塚人参です。それを味がよく分かるようにと、きんぴらを作ってくれました。

「初めて聞いた」「味が濃くて美味しい」と特に奥様方に評判で、買って帰りたいとお声を頂くこともありました。まさに食べる広告塔。

 

権六ではこんな風に、美味しく食べられる期間を過ぎてしまうものや、思っていたより大量に収穫できた野菜たちが集まってきます。

そんな野菜たちは「おごっそう」として生まれ変わります。

決して豪華ではありませんが、地域の野菜を使った山梨の田舎料理とはどんなものなのか、感じていただければ嬉しいです。

 

 

ozawa